用途別の必要な回線速度

BytesToMbps 編集部 · 2026年9月26日 更新

4K動画には約20 Mbps、1080p動画には5 Mbps、1080pのビデオ通話には下り3.8 Mbps・上り3.0 Mbpsが必要です。下の表には、当サイトの計算ツールが使うすべての用途について、各数値の出典と、1時間で使いうる最大のデータ量をまとめています。

用途ごとに必要な速度

数値は同時利用1つあたりです。2人が別々に4K動画を見るなら2 × 20 = 40 Mbps、1台のテレビで2人一緒に見るなら20 Mbpsです。自宅の合計を出すなら、同時に起きていることをすべて足し、余裕分を加えて合うプランを提案する必要な回線速度の計算ツールを使ってください。

用途下り(Mbps)上り(Mbps)1時間あたりのGB(最大)出典備考
Web閲覧・メール・SNS10.10.495当サイトの推定通信は断続的だが、一定の1 Mbpsとして見積もり。
音楽ストリーミング0.3200.144当サイトの推定一般的な音楽配信で最も高音質な320 kbps。
動画(SD・480p)1.100.495YouTube
動画(HD・720p)301.35Netflix
動画(フルHD・1080p)502.25Netflix
動画(4K)2009YouTubeYouTubeの推奨は20 Mbps、Netflixは15 Mbps。高いほうを採用。
ビデオ通話(720p)2.61.81.98ZoomZoomのグループ通話、720p。
ビデオ通話(1080p)3.83.03.06ZoomZoomの1080p HDビデオ。
オンラインゲーム(家庭用・PC)311.8当サイトの推定ゲーム自体の通信は小さく、ボイスチャット分を見込んだ値。遅延のほうが重要。
クラウドゲーム(1080p60)250.511.475NVIDIA GeForce NOW上りは当サイトの推定。
クラウドゲーム(4K)450.520.475NVIDIA GeForce NOWGeForce NOWの4K・120 fps。上りは当サイトの推定。
ライブ配信(1080p60)0.562.925TwitchTwitchは1080p60に最大6,000 kbpsを推奨。下りは当サイトの推定。
クラウド型防犯カメラ0.120.945当サイトの推定クラウド録画のカメラは、録画中に1台あたり1〜2 Mbpsを送信するのが一般的。
スマート家電・待機中の機器0.10.050.0675当サイトの推定ポケットの中のスマホ、スピーカー、少しずつ届くアップデートなど。

出典の列は、備考に別の記載がない限り下りの値についてのものです。ライブ配信では上りの値の出典です。数値は2026年9月26日に確認しました。

4Kを15 Mbpsではなく20 Mbpsで計算する理由

2大動画サービスの公表値は異なります。Netflixは4K(Ultra HD)に15 Mbps、YouTubeは4Kに20 Mbpsを推奨しています。どちらもアダプティブビットレートを採用していて、プレーヤーが測った速度に応じて画質を選び、再生中にも上げ下げします。推奨値とは、最高画質が落ちずに再生できるはずの速度です。

当サイトの計算ツールは「ぎりぎり足りる」ではなく「十分」を示すことを目的としているので、20 Mbpsを使っています。差は1本あたり5 Mbpsで、問題になるのは複数の画面で同時に4Kを見る場合だけです。

4K動画の同時再生数15 Mbpsの場合(Netflix)20 Mbpsの場合(YouTube)
11520
23040
34560
46080

家族がNetflixしか見ないなら15 Mbpsで計算してかまいません。その場合、4K動画4本は80 Mbpsではなく60 Mbpsに収まります。

「1時間あたりのGB」の求め方

速度はメガビット毎秒、データ容量はギガバイトで表されます。一定の速度で1時間使った場合の量は次のように求めます。

1時間あたりのGB = Mbps × 3,600秒 ÷ 8(1バイトのビット数) ÷ 1,000(1 GBのMB数)
               = Mbps × 0.45

ほとんどの容量上限は上りと下りの両方を数えるので、両方を足しています。1080pのZoom通話は(3.8 + 3.0) × 0.45 = 1時間3.06 GB、4K動画は20 × 0.45 = 1時間9 GBです。

この列は上限値として扱ってください。動画サービスは小さな画面や動きの少ない場面ではビットレートを下げ、ビデオ通話もカメラをオフにしたり映像が静止していたりすれば送信量が減ります。データ使用量計算ツールも、1か月を30.4日として同じ式を使っています。

計算例:夜のテレビ視聴1か月分

  • 4K:1時間9 GB × 2時間 × 30.4日 = 547.2 GB
  • 1080p:1時間2.25 GB × 3時間 × 30.4日 = 205.2 GB
  • 合計:最大で月約752 GB

月1 TB(1,000 GB)の容量上限があるホームルーターなどのプランなら、通話、ゲーム、アップデートを除いても、動画だけで上限の約4分の3を使う計算です。

当サイトの推定値の行について

すべての用途に公式の数値があるわけではありません。Web閲覧、音楽、ゲームの通信、防犯カメラ、待機中の機器は当サイトの推定値で、表にもその旨を記載しています。意図的に多めに見積もっていますが、動画と比べれば小さな値です。

  • Web閲覧の通信は断続的です。1人あたり一定の1 Mbpsとして見積もり、正確なページサイズがわからなくても一般的なページの読み込みをカバーできるようにしています。
  • オンラインゲームがやり取りするゲームのデータはごくわずかです。下り3 Mbps・上り1 Mbpsという見積もりは、主にボイスチャットの分です。ゲームで重要なのはPingで、遅延と帯域の違いで解説しています。
  • クラウドカメラは録画中に絶えずアップロードするため、上りの列に1台あたり2 Mbpsとして表れます。
  • 待機中の機器は、数が多いときだけ積み上がります。10台で下り1 Mbps・上り0.5 Mbpsです。

ゲームのダウンロードやOSのアップデートは、使える速度をあるだけ使うので表には入れていません。必要な回線速度の計算ツールでは、代わりに「X GBをY分以内にダウンロード」という任意の目標で扱います。すべての計算式と推定値は計算方法と根拠のページに記載しています。

計算例:平日の夜の二人暮らし

1人が720pでビデオ通話をし、もう1人が4K動画を見ていて、別の部屋では1080pの動画が流れ、2人分のWeb閲覧と待機中の機器6台がネットワークにつながっているとします。

同時に行うこと下り(Mbps)上り(Mbps)
720pのビデオ通話 × 12.61.8
4K動画 × 1200
1080p動画 × 150
Web閲覧 × 220.2
待機中の機器 × 60.60.3
ピーク30.22.3
余裕分30%込み39.33.0

39.3 Mbps以上で最も近い一般的なプランは50 Mbpsです。すでに契約しているプランから逆にチェックするなら回線速度でできることを、配信やバックアップが多い家庭なら上り側を計算する上り速度計算ツールを使ってください。

要点まとめ

  • 最も多いのは動画。4Kは1本20 Mbps、1080pは5 Mbps、720pは3 Mbps。
  • 家庭で上りを主に使うのはビデオ通話。Zoomによれば1件あたり1.8 Mbps(720p)〜3.0 Mbps(1080p)。
  • 4KにはNetflixの15 MbpsではなくYouTubeの20 Mbpsを使い、合計が「足りる」側に寄るようにしている。
  • 1時間あたりのGB =(下り + 上り) × 0.45。予測ではなく上限値。
  • 足し合わせるのは同時に起きていることの速度で、家族が1日にすることすべてではない。

出典

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